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江口玲ピアノリサイタル with CD75 [ピアノ]

待ちに待った6/19は、江口玲さんのピアノリサイタル。
CD75という、ホロヴィッツが愛したピアノでの演奏会。 
 
曲は、ホロヴィッツが最も歌う作曲家と言っていて、
江口さんもこの楽器の一番いいところが出る、と語っていたリスト、
全曲歌うリストの豪華プログラムです。
 
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去年のファンの集い(→これ)での、ド派手なご挨拶の1年後、
本当に、待ちに待った演奏会でした。
6月なのに台風がやってきて、電車が止まったらどうしようと
ひやひやしながら、早めに浜離宮朝日ホールに乗りこみました。
 
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まずは、この日発売で、この日のピアノで録音したCDをゲット。
=> サインゲットは外せない(^^
 
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プログラムが始まると、まず江口さんからピアノの紹介。
この日がホロヴィッツが愛した、1983年にも来日したピアノの100歳の誕生日、
に、場内から、おーっ、の声が漏れます。
 
前半最初の曲は初めて聴く曲、「アルカデルトのアヴェ・マリア」
高音のピアニッシモで本当に優しく歌う曲。
スーパーブリリアントといわれるこのピアノの、最高に美しいピアニッシモを堪能。
なんでもないようですが、あの弱音であの粒の揃いっぷりはピアノも弾いてる江口さんも驚異的です。
後方の席でしたが、はっきり聞こえる澄み切った美しい音でした。

その後は、巡礼の年「イタリア」全曲。
楽しそうな話声、腹に響く地鳴り、ちょっと悲しそうな歌声、
ほんとうにいろんな色彩でプログラムは進んで行きました。
前半最後の曲が終わると、コンサートが終わったかの様な、拍手の嵐!
 
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休憩挟んで、後半はバラード2番から。
やさしく囁く高音、朗々としみじみ静かに歌う中音、地鳴りと雷鳴が炸裂する低音、
まさにこの曲は、あのピアノと江口さんの実力が最も発揮されると思いました。
コンソレーションの歌い回しも絶妙でした。
プログラム最後は、華やかなヴィルトーソ芸術の、
リゴレット・パラフレーズと、ハンガリー狂詩曲2番(ホロヴィッツ編曲版)の2曲。
確かに、外の台風なんてもんじゃない、
CD75と江口さんのホロヴィッツサウンド全開の演奏と、
拍手とブラボーの嵐!もう、ドーパミンの大洪水!! 
 
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大興奮で突入のアンコール、ここはトロイメライか?と思いましたが、
そっちじゃなくて、出ました、「あの曲」。

スーザ・ホロヴィッツの「星条旗よ永遠なれ」。

ホロヴィッツ伝説のあの曲を速めのテンポで驀進していきます。
スーパーブリリアントな高音とペダル踏みっぱなしでも濁ることなく迫力を増す響く低音。
とにかく豪華絢爛!最後のバァーンという和音の直後に拍手の大爆発とどよめき!

今日は特別だからコレもアリでしょ、言っているかのようなピアノと江口さん。 
ホロヴィッツ伝説の生き証人はやはり尋常ではないです。

これじゃ、お客さん帰れないよ(笑)、と思ってたら、もう一曲アンコール。
やはり、このピアノでのトロイメライは別格です。
場の雰囲気が一瞬にして変わり、すーっと静かに、こころに沁みるすこし悲しげな歌声。。
余韻の最後まで聴いてから静かに湧き上がる拍手。これだよこれ!

江口さんのアンコールは食後のデザートみたいな1曲のみ、という事が多いので、
さすがにこれで終了かと思いながらも鳴りやまぬ拍手。

やはりこの日は特別なんですね。

あ、そうだ、このピアノでのショパンも良いんですよ、
せっかくだからぜひ聴いていってください、
ということでしょうか、今度はショパンのワルツの7番。

というか、江口さんがもっともっとCD75を弾き続けたい、のかもしれません。。

と思っているうちに、あれあれ?立て続けに、今度は小犬のワルツに突入!
今日の子犬はまた一段と元気がいいぞ(^^
曲の最後はやはり、単音ではなく、三度の下りオクターブという必殺技でまた拍手の嵐。

今日はこれでホントお開きです(^^;
 
というような江口さんの両手を広げたポーズでようやく大興奮のリサイタルは
満足感で一杯のうちに終了になりました!
 
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買ったCDを手に、サイン会の列に並び、江口さんのサインをいただきました。
高木さんの著書にもがっちりこの日の日付でサインをいただきました!
 
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おそらく1983年にホロヴィッツと来日したときは、思いを伝え切れなかったピアノが、
29年の時を経て、新たに最高の理解者の調律師とピアニストと組み、
三者が同じ目標に向かって突き進み、ホロヴィッツで途切れた、
ピアノの巨匠時代を語り継ぐことを達成した瞬間だったのではないかと思いました。
 
ピアノとピアニストと調律師が一体にならないと到達できない境地だったと思います!
 
すげーものを聴いてしまいました。。(^^
 
*  *  *  *
 
さすがにまだAmazonには、CDは出てませんね。(2012/6/20)
 ちなみに、型番はNYS-61975です
=> Amazonにも登場(2012/07/16追記) 
 
リスト/巡礼の年 第2年「イタリア」

リスト/巡礼の年 第2年「イタリア」

  • アーティスト: 江口玲,リスト
  • 出版社/メーカー: NYS CLASSICS
  • 発売日: 2012/06/19
  • メディア: CD
 
 
 
それと、高木さんの著書。
調律師、至高の音をつくる 知られざるピアノの世界 (朝日新書)

調律師、至高の音をつくる 知られざるピアノの世界 (朝日新書)

  • 作者: 高木 裕
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2010/11/12
  • メディア: 新書
 
 

nice!(18)  コメント(10) 
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コメント 10

ゴーパ1号

江口さん、すごい体力ですね…
by ゴーパ1号 (2012-06-21 07:05) 

駅員3

この大嵐の日にコンサートだったんですね!!
でも大変素晴らしいコンサートになったようで、何よりです[ひらめき]
by 駅員3 (2012-06-21 10:49) 

すばる

とにかく聴かないことには!と、台風のコトは考えませんでした。
帰られなかったら、みんなで浜離宮にお泊まりだってアリかも・・
世紀のピアノ、世紀の演奏会が聴けてしあわせでした。
by すばる (2012-06-21 12:18) 

さといも野郎

><ゴ>さん
 鋭い反応のあのピアノを、ずーっとコントロールする集中力も凄いです。
 本当に無駄な動きが無く、ピアノが江口さんとの競演を
 楽しんでいるように見えました!

>駅員3さん
 台風は凄かったですが、そんなもんどころではないコンサートでした!

>shin.sionさん
 nice! ありがとうございます。

>すばるさん
 本当に凄かったですね!帰りはどーでもいいから、
 とにかく行きはたどり着けなかったらどうしようかと思いました(^^
 ピアノとピアニストと調律師がお互い共通の最高の目標に向かって突き進み
 それを達成する、本当に世紀の演奏会でしたね!感無量でした!

by さといも野郎 (2012-06-21 23:29) 

銀狼

さといもさんがどれだけ興奮されて、
どれだけ感動されたのかが手に取るように伝わってきます!^^
by 銀狼 (2012-06-23 23:39) 

schnitzer

音楽は"生"に限りますね。
最近、"生"がご無沙汰で…
by schnitzer (2012-06-24 00:01) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

たまにはこんな時間も必要ですね!!
by BPノスタルジックカーショー (2012-06-24 05:33) 

さといも野郎

>ぼんぼちぼちぼちさん、マチャさん、SORIさん
 nice!ありがとうございます。

>銀狼さん
 大興奮大感動でした!
 29年ぶりのステージで伝説のピアノが最高の調律師とピアニストと組んで、まさに唄う、本当に奇跡のような瞬間でした。(^ ^)

> schnitzerさん
 CDもイイけど、やはり生演奏は圧倒的です!(^ ^)

>ノスタルジックカーさん
 最高のコンサートでした!
 そして、このトリオが新しい時代を開いて行くのが楽しみです!

>an-kazuさん、miyukimonoさん
 nice!ありがとうございます。

by さといも野郎 (2012-06-25 07:29) 

さといも野郎

>勘九郎さん、unoさん、yogawa55はやぶささん
 nice! ありがとうございます。


by さといも野郎 (2012-06-30 00:19) 

さといも野郎

>くらいふさん
 nice! ありがとうございます。

by さといも野郎 (2012-07-04 21:38) 

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